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2017.02.01
「願わくば 花の下にて 春死なん そのきさらぎの望月のころ」
この歌にちなんで、ここ京都天が瀬メモリアル公園は、桜の木の下でお墓が作られています。
これは生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した平安末期の大歌人である西行という方の歌であることはよく知られています。その歌の解釈として「できれば2月15日頃、満開の桜の木の下で死にたいものである」ということだと思います。(旧暦で歌ってありますので、今の暦とは少し異なります)
この歌でもうひとつ味わいたいことは、西行法師が「春死なん」という時期は、お釈迦さまが入滅なされた日(涅槃会といいます)と同時期に西行法師自身も死にたいと願っておられた点ではないでしょうか。実際、西行法師は、1190年2月16日に73歳の人生を閉じられたということですので、まったく不思議なご縁としか言いようがありません。2月はお釈迦さまのご命日月でもあります。この歌から改めて西行法師の想いが感じられるような気がします。
人生最後の住まいに、
天が瀬メモリアル公園で最高のやすらぎを
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